微量PCB検出の携帯装置
投稿者:事務局 /05/09/20
 環電力中央研究所と柴田科学(東京・台東)、住化分析センターは、微量のポリ塩化ピフェニール(PCB)でも検出可能な携帯型装置を開発した。手のひらに載せて持ち運べるうえ、法で定められた基準値(0.5PPM)以上のPCBが含まれているかどうか30分でわかる。低濃度のPCBが混入している製品が各地で見つかっており、その検査が手軽にできるようになる。
 開発した検出器は生物の免疫反応を利用してPCBを検出する。従来は専用施設に持ち込む必要があり、検査時間も3日以上かかっていた。メーカーと組み、年内にも1台数十万円の価格で販売できるようにしたい考え。
 0.1-1PPMのPCBが含まれている86種類の絶縁油を調べたところ、0.5PPM以上のものはすべえ検出できた。ただ、誤差の可能性もあるため、研究グループは判定濃度を0.25PPMに設定して疑わしいものを漏らさず見つけ出す使い方を想定している。
 PCBは有機塩素化合物の一種。変圧器の絶縁油などに使われた。ただ現在は有害物質で生産・使用が禁止され、PCB廃棄物の無害化処理も義務付けられている。