「ごみとリサイクル」
脇坂宣尚(わきさかのぶひさ)/小学館文庫/1999年12月/571円+税

 文庫本のスタイルで大変分かり易く、読みやすい。
白砂青松の美しい海岸をもった日本、公共秩序を重んじた生活のあった日本。20世紀の半ばまではそうであったのが、現在はどうであろうか。
著者はこの深刻なごみ問題を国をあげて解決するする必要があるとして、自責の思いをこめて、21世紀のキーワードの一つとしてこの本を書いた。

全体の目次の紹介

はじめに
1 20世紀のごみ問題で何を学んだか
2 日本に見るごみの歴史
3 ごみの種類と排出量
4 ごみ処理の現状
5 ごみのリサイクルとリサイクル法
6 ごみのリサイクルの現状
7 産業廃棄物の処理とリサイクル
8 ごみの処分・処分と環境保全
9 新たな問題、ダイオキシン
10 海外のごみ処理とリサイクル
11 21世紀への提言
あとがき
 新しい価値観で暮らしを見直す時代/北野大 

 江戸、明治、大正時代の暮らしとごみ処理の問題、最新の法律等の紹介、産業廃棄物の処理とリサイクル、ダイオキシンの問題等が分り易く解説されている。
また、海外のごみ処理とリサイクルについて、中国、韓国、シンガポール、ドイツ、フランス等の事例が紹介されている。
 21世紀への提言として、学校や地域社会における環境教育の重要さを指摘している。

 ごみ問題は心の問題でもあるという著者の観点は正鵠である。