「ごみゼロ社会をめざして−循環型社会システムの構築と実践」
安田八十五/株式会社日報/1993年5月/2,500円(税込み)

内容 :
 本書は、ゴミを排出し続ける現状から、循環型社会への転換のすすめである。経済学に基づき、廃棄物二法とリサイクル政策の評価を行っている。後半では、容器包装に主眼を置き、現状問題と対策方法を公共及び企業の経営面から追求し、筆者が主体となって実施した「ツクバ方式空き缶回収リサイクルシステム」の成功と将来展望を紹介している。

〜目次〜

第1部 ワンウェイ型経済から循環型経済への転換
第2部 ゴミ問題の経済分析とリサイクル政策の評価
第3部 容器包装問題とリサイクルシステム
第4部 新つくば方式空き缶回収リサイクルシステムの開発と実践

著者紹介:
 1944年横浜生まれ。筑波大学社会工学系教授、工学博士。主著:『こうすれば東京は暮らしやすくなる』『アメリカンリサイクル』などがある。

書評 :
 一貫して経済学に基づいた説得力のあるまとめとなっている。さらにゴミ問題というと、我々一般市民は他人任せになりがちだが、本文中で提言されている、ゴミを「減らす」のではなく、ゴミを「発生させない(プレサイクル)」という考え方は、ゴミ問題が決して他人事ではなく、自らが発生源の一端であることを教えてくれる。本書は、ゴミを排出している全ての市民が読むべき本である。